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みくしより転載@恋文
2007-10-18 Thu 12:59
私は文字に恋をしている。

数行、数段、数章に渡る文字の羅列だ。それが縦であれ横であれ問題はない。問題は文字だ。数分間という時間の中で、あるいは数時間の中で、私の脳裏を掠める画であり詩だ。その文字が脳内のリズムに乗って躍る、陶酔に体の芯が溶けていく感覚。
私はそれを恋と認定した。

ある詩人に恋をしている。
あったこともなければ話した事もない。数行の文字がサイト上に踊っている。その不可思議な踊りに魅せられて私は、次の幕へ次の幕へとページを進める。あるいは炎のように、あるいは水のように、様相を変え、舞い上がり、地に落ちて、宙返りをする。その度に私は、その踊る文字どもが可愛らしく仕方なくなる。躍る文字に満足したら、私は指揮者を見たくなる。この文字を躍らせた顔も見えぬ、声も聞けぬ架空の人物、その人物の事を、朝も、昼も、夜も考える。

なぜあの人の文字はああやって躍るのだろう、あの人のリズムはどこからやってくるのだろう。
多くの場合そこには繊細で、憂いを帯びた風の切れ端が香っている。晩秋の夜の月の静けさににた、ほの暗い孤独と和らげな失望が見え隠れする。

あるブロガーに恋をしている。
詳しく書いてしまうと特定されてしまって怖いので、ぼかしておく。
が、やはり彼の書く文字も愛おしい。
激しく澄み切った冬の音を乗せている。柔らかで穏やかな雪の布団のようだけれども、彼の文字は静かに牙を尖らせている。その牙に喉元を食い破られてしまったので、私は心酔する他ないのである。リルケは薔薇に差されて死んだ。私は無力なリルケなのだろう。
朝も晩も、薔薇の事を考える。厳しくあり続ける野薔薇の様な文字達に、近づきたくて近づけなくて、遠くから彼の棘を見つめている。
棘の先に称えられている夜露は甘くて、今にも零れ落ちそうでいて、私は血の色を染み渡らせた絨毯の様な花びらを思うたびに、溜息をこぼすのだ。あの赤い花びらの中にうずもれて、彼のつむぎだす言葉の中に埋もれていたら、どんなにか幸福だろう、と妄想する。
ふと、気が付けばいつの間にか、夜はとっくに明けていて、私は目の先に夜露の雫を見つけたまま、また躊躇うのだった。彼の棘に挿されるか否か。

ある詩人を敬愛している。
踊る踊る文字が躍る。彼のつむぎだす世界はまるで劇場、彼の言葉の中にあって、私は姫であり娼婦であり乞食であった。いな、彼が王であり騎士であり貧民でもあった。シェイクスピアの幕間にピエロが踊り、物悲しいバイオリンを弾いている。やはり私はその音に酔いしれる。

私は文字に恋をする。
この数年、心苦しいまで、余りにも我侭に求めてきた「恋」の一種をあげるとすれば、それは皆文字だった。
ここにあげる男性の顔も、声も聞かないまま、私は彼らの文字に恋をした。

彼らの思想、彼らの疑惑、彼らの罪、彼らの生活、彼らの真実、彼らの理想、彼らのつむぎだす世界に恋をしている。強く乞うている。
あの思想、世界、疑惑、理想、罪。彼らが何を見て、何を成して来たのか、彼らが何を考え、何を作ろうとしているのか、その全てが愛しくてたまらないのだ。

愛と恋を私は徹底的に分けている。上記における、我侭で非常に独りよがりの妄想を私は恋と名づけている。
恋は我侭だから、傲慢だから、決して叶う事もないし、私の我侭が彼らの生活に食い入る様など私は見たくないのだけれど。

それでも恋しくてたまらないから、やっぱり私は文字を見つめている。



みくしより転載。
ここに書くという事は、リニジ内(だった)のあの人です。
一人はこないだ書いてた、詩人です。
ちなみに、皆ブログおよび、サイトを持ってた人です。

一人は現役、一人は引退。現役さんは、高いレベルな人です。
はいもう無理。

いつもいつも文字に恋をします。というか、長文な。
ただし、恋、であって、愛ではない。恋に我侭は許されるので、我侭に想わせてもらってますw
けれども、その人の人生に食い入る気はないのです。
ずーっと遠くから見ていたいあの人達です。

引退しちゃったあの人は、一回だけうぃすしたなぁ。
大好きだったなぁ。素敵だったなぁ。
あの人が幸せになってたらいいなぁ。なっててほしいなぁ。
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